今回のタンク車特集は昭和41年以降に製造された車輌を製造年順に掲載しました。「ヨンサントオ」の実施が決定した昭和40年秋に「貨車研究会タンク車分科会」が発足し、35系 (S41)・ 43系 (S42) タンク車等の、凸形のフォルムを一変させるタンク車が登場します。更に工業の多様化に伴い様々な化成品タンク車が製造され、世界でも稀に見るタンク車天国の時代が訪れます。時は過ぎ去り、嘗て荷台にタンクを載せて誕生したタンク貨車は、車輪をタンクに直接履かせたフォルムへと収束している。
昭和41年以降の新製タンク車の主な仕様変更と既存車の台車改造工事
・ボギー車を側ブレーキ (c.S41~)
・タンク受台押え金方式 (c.S41~)
・2軸車の製造禁止 (S43)
・1次台車改造工事 TR41D (S45)
・アンチクライマー (c.S45~)
・新型航送用フック掛 (c.S47~)
・車端手用ブレーキ (c.S48~)
・強化タイプタンク踏板 (c.S48~)
・私有貨車用台車 TR225 (S50~)
・2次台車改造工事 TR41DS (S51)