南北線、サイゴンに程近いベトナム南部の海岸線は、サボテンや低灌木が生える乾燥地帯が続く。しかし一歩山側の丘陵地帯に足を踏み入れると、そこには一面に青々とした野菜畑やコーヒー園が広がっている。フランス植民地時代の1930年代に、南北線のタップチャムと、海抜1500メートルに位置する避暑地ダラットを結ぶ全長
84kmのラック式（一部）登山鉄道、ダラット線が開通しました。ベトナム戦争中には、爆撃で被害を受けた北部路線の復旧用に、レールを剥がして使用したという悲運の鉄道でもあります。長い間閉鎖状態にあったものを
1997年に山頂のダラットからチャイマットまでの約7kmを観光鉄道として復活させました。
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2005年の政府発表によると、現在閉鎖されている南北線までの全路線を 2015年までに復活させ、ラック式登山鉄道としてのユネスコ世界遺産登録を目指すという。全線復旧が登録の条件として挙げられており、再開に際しどのような車輌がラインアップされるのかが楽しみでもあります。
!! ダラット高原鉄道の運営組織がはっきりせず、ここでは「Vietnam Railway - Dalat Plateau Rail Road」としてあります。 |
