日本硫黄観光 ワフ3/ワフ
明るい空色に塗られた、混合列車用の小荷物車。冬場は磐梯高原を訪れるスキー客のスキー輸送に駆り出された。日本硫黄観光(沼尻鉄道)は、鉱山鉄道という荒々しい一面と、ヨーロピアンスタイルの観光登山鉄道の香りを持ち合わせる、不思議な軽便鉄道だった。晩年、電化を待たずに「磐梯急行電鉄」と社名変更されたが、翌年には経営不振により休止に追い込まれ、そのまま廃止されてしまった。(編集部)
1965(S40).8 沼尻
p. 瀧脇収二(しゅうちゃんのお出かけ日記) #0016_006