十勝鉄道 帯広部線 十勝鉄道の旅客列車は、頭端式ホームを持つ帯広大通駅から出発する。一方、沿線で収穫された甜菜は、ここから 3.5km 先の工場前(日本甜菜製糖 帯広製糖所)に集積され、製品は同鉄道の貨物線(1067mm)を経由して国鉄帯広駅へと運び出された。現在、工場と貨物線は存在しないが、JR貨物 帯広駅から分岐する帯広市産業開発公社専用線と、その先の日本甜菜製糖芽室専用線の運営を受け持つ十勝鉄道(株)の DL には、当時と同じ社紋が入れられている。(編集部) 1957(S32).5 p. 前川 尚 (鉄道ファン半世紀) |