Japanese | English
Texts

関東鉄道 竜ヶ崎線 A
テ1
/テ1 B

b. 1900 (M33) Japan 関西鉄道 四日市工場
関西鉄道 458
/452~458
- - - C1 C2
> (国鉄) (M40)
> テワ1009/テワ1003 m44
>入 テワ1/テワ1 (T10)
> テ1/テ1 s3 未改記
>廃 (S37.3=40) *
>保 貨物鉄道博物館 (H29)

2003.10.28 D
竜ヶ崎
E

p. #9999 F
#9999_0140
G


上の車歴から次のような情報が読み取れます。
b. 明治33年、関西鉄道の自社工場新製車で、同鉄道の形式不詳・452~458 の内の458。
> 明治40年、前年に施行された鉄道国有法により国に買収される。買収後の称号は不明。
> 明治44年の大改番で テワ1003形 テワ1009 となる。
>入 鉄製でしかも超小型車だったために大正期の増トン工事から除外され、大正10年に 関東鉄道竜ヶ崎線 の前身 龍崎鉄道 に払い下げられ テワ1形 テワ1 となる。
> 昭和3年の大改番で テ1形 テ1 となるが、標記は テワ1 のまま生涯を送る。
>廃 * 廃車後の撮影で廃車年は不明だが、昭和37年3月から昭和40の間。
>保 長い間竜ヶ崎機関区で倉庫として使用されていたが、平成29年に貨物鉄道博物館にて保存。

国内 海外
A 所属鉄道名 撮影時の鉄道名で(廃車後の撮影は廃車時の鉄道名)、リストの鉄道名とは異なる場合があります。リストの鉄道名は昭和40年頃を目安にしています。

複数路線を持つ私鉄は、和久田康雄著「資料・日本の私鉄」を参考に分類しました。専用鉄道・専用線の名称は正式なものではありません。

私有貨車等で所有者が異なる場合は、鉄道名の後に( )内に所有者を並記しました。
B 称号/形式 称号は、記号・車番・符号等で構成される個体を指す呼称です。

称号、形式の後の
a b c … は、1代目・2代目・3代目 ・・・ を指します。
車番:Car number / 形式・記号:Class・Type。海外では貨車全体を通し番号でナンバリングし、車体構造や用途を示す数文字のアルファベットを並記するのが一般的。日本の様な称号と形式の関連性は薄い。
称号・形式内で - もしくは x は不明箇所です。

形式の後の数字(例: ワ103/ワ100 101~105 )は、形式内で外観や車歴等を異にするグループ分けです。
C1 車歴 b.: built
製造年・
製造所
製造時の所属鉄道名・称号/形式。

車歴に転入・転出が無い場合は鉄道名を、称号
/形式の変更が無い場合は称号/形式を省略。

詳細は下記
C1 C2 車歴(イベント) をご覧ください。
銘板や車籍表からのデータです。
C2 変遷  記載無し
D 撮影 年.月.日 C1 C2 中の * が撮影時期を示します。
E 撮影場所 撮影時の駅名。撮影場所が他鉄道の場合は鉄道名を並記しました。 jn.=Junction(分岐駅)、goods yard(貨物駅)、terminus(終点駅)、shed(機関区)、workshop(修理工場)、rb.=Rangierbahnhof(操車場) ・・・ 現地で使用されている表記で記載しました。
F p. (Photographer or Provider): 撮影者または画像提供者 敬称略。リンクは画像提供者の運営するサイトです。


経由で提供されている画像には、撮影者名記入・画像サイズ変更等の改変を加えています(改変禁止指定ファイルは画像サイズのみ)。リンクは画像提供サイト内のオリジナル画像です。
G 画像番号 「旧型貨車保存図鑑」内でのデータ管理番号です。

C1 C2 車歴(イベント)

>改 改造 の定義は曖昧で、外観が大きく変わる改造・車体補強・中古部品での再生・休廃車からの復帰・現車振替・保存用の復元等々・・・、貨車世界の闇の部分でもあり、ケースバイケースでテキストでの補足が必要です。
(改) (新) の括弧書きは、書類上は改造名義、新造名義でという意味です。
>復 復旧
>更 更新
>入 転入 他鉄道から所属鉄道 A への移動。会社買収や合併、借入は除く。
>出 転出 所属鉄道 A から他鉄道への移動。
>借 借入 他鉄道からの入籍無しでの借り入れ。
>移 移動 同鉄道内での線区移動。(特筆すべき場合のみ)
>廃 廃車 書類上の廃車に留まらず、抹消・除籍・使用停止・解体等の状態も含む。
>解 解体 (特筆すべき場合のみ)
>保 保存 (特筆すべき場合のみ)
M: 明治、T: 大正、S: 昭和

転出時は鉄道名を、移動時は ( ) 書きで線名を記載しました。
会社買収や合併によるイベントは、 ( ) 書きで鉄道名を記載しました。
/ から始まる場合は、個体のデータが特定できない場合の形式・グループのデータです。

イベント年不詳で、写真撮影データ等からイベント実施時期を絞り込むための補足的な記号(「旧型貨車保存図鑑」内でのメモ的な記載ですので、参考程度にご覧ください)。
c. (c.S34) 頃:昭和34年前後。
= (=S37.6) 以前:最も早い実施確認時の昭和37年6月以前。
(S34.3=) 以降:最も遅い未実施確認時の昭和34年3月以降。
(S34.3=37.6) 間:最も遅い未実施確認時の昭和34年3月と、最も早い実施確認時の昭和37年6月の間。

形式・グループのイベント実施期間が複数年に渡る場合
~ (S34~) 開始:昭和34年開始。
(~S37) 終了:昭和37年終了。
(S34~37) 期間:昭和34年開始、37年終了。

称号規定改正及びJRFの形式識別
m44 ワム23000 m44 明治44年、鉄道院車輌称号規定による形式。
s3 ワム1 s3 昭和3年、鉄道省車輌称号規定による形式。
JRF チキ50000 JRF JRF(日本貨物鉄道)に於ける新形式区分。

鉄道名で「国鉄」とは、明治5年、工部省 鉄道寮による鉄道開業以降の、鉄道作業局・鉄道院・鉄道省等を経て、日本国有鉄道・JR に至るまでの、民営鉄道に対しての総称です。年代毎の運営組織は下欄をご覧ください。

国鉄の運営組織の変遷

1870 (M3)
1870
(M3).12.12
1871
(M4).9.28
1877
(M10).1.11
1885
(M18).12.22
1890
(M23).9.6
1892
(M25).7.21
1893
(M26).11.10
1897
(M30).8.18
1907
(M40).4.1
1908
(M41).12.5
1920
(T9).5.15
1943
(S18).11.1
1945
(S20).5.19
1949
(S24).6.1
1987
(S62).4.1
民部省・大蔵省鉄道掛
工部省鉄道掛
工部省鉄道寮
工部省鉄道局
内閣鉄道局
内務省鉄道庁
逓信省鉄道庁
逓信省鉄道局
鉄道作業局・逓信省鉄道局
帝国鉄道庁・逓信省鉄道局
内閣鉄道院
鉄道省
運輸通信省鉄道総局
運輸省鉄道総局
日本国有鉄道 (公社)
JR グループ (株式会社)
車歴等のデータは、各鉄道関係書籍およびインターネット検索で収集したデータを参考にまとめたものです。編集部サイドでのデータ不明箇所は「-」またはブランクになっていますが、データを見つけながら少しずつ充実させていきたいと思っています。また、旧型貨車保存図鑑をご覧になりましたご感想、ご指摘等、お気軽にお寄せください。
>>> @ 編集部

2018.6.30