戦後高度成長期の鉄道近代化が進む中、1965 (S40) 年に「貨車研究会タンク車分科会」が発足し、新製タンク車の構造の簡素化・標準化・大型化が一層推進されました。翌年 1966 (S41) 年にはタンク車の形態を一変させる 35系タンク車 が出現し、これを機にタンク車のトレードマークだった凸形のフォルムは徐々に失われて行きます。今回は1965 (S40) 年迄に製造されたタンク車を製造年を追って掲載しました。ドームを載せた円筒タンク体を台枠に帯金で固定する、この時期の特徴的な形態の変化は乏しく、1957 (S32) 年頃からドーム周りに保安手摺が設置され、奇抜なデザインの タキ9900形 が出現した 1962 (S37) 年頃からは台枠にジャッキ受けが追加される等の小さな変化に留まっています。
HELP に「貨車の記号(明治・大正期)」を追加しました。未だ謎に包まれている建設時〜明治中期までの貨車記号は暫定版での掲載ですが、資料が整い次第順次更新して行く予定です。