| バクラ鉄道の貨車には、インド北西部に路線を持っていた Bombay Baroda & Central India R. (BB&CI)
と、パキスタン分離独立で路線の大半がパキスタン領に分割された North Western R. (NWR) の所有者銘板が残っている車輌が多い。おそらく大半の貨車は、ナンガルの鋳物工場や機械工場の稼働開始に合わせて用意されたもので、インド国鉄発足の時期と大体重なっている。当時インド北西部で余剰になった年式の古い貨車が集められたものと推測される。いずれの貨車も、バクラ鉄道入線時に車齢25年を越えるものばかりで、古写真の中でしか見る事のできない時代の貨車が、ここにはたくさん残されている。この時代にインド各地で撮影された古写真には、各々所属鉄道のアルファベットロゴが大書きされた種々雑多な貨車で、貨物列車はカオス状態になっている。 |
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1951(S26)年のインド国鉄 (IR) 発足後、全国規格統一された有蓋車や無蓋車の量産が始り、それまでの輸入貨車や、インド各地の工場で製造された雑多な貨車群は一掃された。現在インド国鉄や鉄道博物館には、この時期の貨車は殆ど残されていない。記録された写真も非常に少ない。
バクラ鉄道は、数年前に IRFCA(インドの鉄道ファンクラブサイト)で紹介されたのがきっかけで、驚いたのはノスタルジーに浸るインドの鉄道ファンやユーチューバーの訪問が増えていることです。 |