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戦後の自社工場製とされるが、何れも形態は古典貨車で、製造年とされる昭和25年当時、短軸距・軽量貨車の乗入れが制限されていた国鉄線経由で、他社からの編入して来たとは考え難い。一方、戦前・戦中に在籍した貨車は国鉄からの不適合放出車で、汎用貨車の3輌は国鉄乗入れ禁止処置通達を機に廃車手続きが取られ、戦後になって
ワブ1 と共に車籍復帰させたと考えられなくもない。戦時中の在籍貨車が ワブ1 と、戦時中に編入してきた ワ1b の2輌のみというのも不自然に思える。 |
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詳細不詳。私鉄買収放出車。 |
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自社工場製の復旧車、出自不詳。私鉄型木造有蓋車。 |
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自社工場製の復旧車、出自不詳。私鉄型木造有蓋車からの鋼板張り改造車で、造作が ワ202 に酷似する。 |
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RM Library では ワフ9221 と記載されているが、9000番台は無蓋車に配番されるので ワフ2921 の誤記の可能性がある。明治44年版「貨車略図」では
ワフ2916~2922 が欠番となっており、以降の ワフ2923~ワフ3118 は、黎明期に新橋工場・神戸工場・オールドベリー社で国鉄・日本鉄道向けに製造された規格型小型有蓋緩急車が続いている。ワフ31/ワフ2 はこの同型車にあたる。
尚、昭和12年公開の映画「牛づれ超特急」中に ワ1a/ が登場しているとのことだが、まだ確認できていない。 |
何故 ワ11 と ワフ31 の形式を ワ2形 ワフ2形 としたのか、何故 ワ200形 の ワ201 が欠番なのか等々、付番に関する謎も多い。
都心に程近く、6km足らずの小鉄道に、古典貨車・省型貨車・私鉄型貨車と、何れも個性的な貨車たちが顔を揃え、中でも黎明期の古典貨車が、東京オリンピックや東海道新幹線開業の昭和39年当時まで現役で使用されていたことは特筆に値する。 |